はじめに
包丁選びは難しい。高価なものが必ずしも良いとは限らないし、安すぎると切れ味や耐久性に不安がある。そんな中、ほどよい価格帯で評価の高い下村工業 ヴェルダン 三徳包丁 165mm OVD-11を試してみた。
結論から言うと、「とりあえず1本持っておくならこれで間違いない」と思えた。見た目もシンプルで洗練されているし、使い勝手も良かった。以下、その詳細をレビューしていく。
ヴェルダン 三徳包丁の特徴
ヴェルダンの包丁はオールステンレス一体型。つまり、ハンドルと刃の継ぎ目がない。これが何を意味するかというと、
- 汚れが溜まりにくく衛生的
- 継ぎ目の劣化がないので耐久性が高い
- 持ち手がシンプルでスタイリッシュ
- 錆びにくく耐久性が高い
- 研ぎ直しがしやすい
- ほどよい硬度で食材をスムーズにカットできる
といったメリットがある。
実際に使ってみた感想
切れ味はどうか?
開封してすぐ、まずはトマトを切ってみた。スッと刃が入り、力を入れずにスライスできる。刃の厚みも適度で、薄く切るのも簡単だった。
次に鶏肉の皮付きの部分を試してみたが、こちらも問題なし。皮にひっかかることもなく、スパッと切れる感覚が気持ちいい。
持ちやすさは?
オールステンレスというと「滑りやすいのでは?」と思うかもしれないが、意外としっかり持てる。持ち手のカーブが手にフィットする感じで、長時間使っても疲れにくかった。
研ぎ直しはしやすい?
2週間ほど使った後、試しに砥石で研いでみた。刃がしっかりしているおかげで、初心者でも研ぎやすい。軽く研ぐだけで切れ味が戻ったので、メンテナンスは楽だと思う。
他の包丁と比較
グローバル(GLOBAL)との違い
グローバルもオールステンレスで人気のブランドだが、価格が倍以上する。切れ味やデザインの高級感ではグローバルに軍配が上がるが、ヴェルダンも日常使いには十分な性能を持っている。
貝印やヘンケルスとの違い
貝印の包丁はコストパフォーマンスが良いが、ヴェルダンの方がオールステンレスの一体型で衛生的。ヘンケルスはクラシックなデザインで、重量がある分しっかりした切れ味を感じるが、軽さを求めるならヴェルダンの方が扱いやすい。
こんな人におすすめ
- 初めての包丁選びに迷っている人
- 手頃な価格で使いやすい包丁を探している人
- 研ぎ直しがしやすく、長く使える包丁がほしい人
- 見た目がシンプルでおしゃれな包丁が好きな人
まとめ
ヴェルダンの三徳包丁は、価格と性能のバランスが取れた優れた一本だった。
包丁選びに迷ったら、とりあえずこれを試してみるのはアリだと思う。
