関孫六 銀寿 ステンレス和包丁 刺身 180mm:価格以上の価値あり?辛口レビュー
今回は、貝印の関孫六 銀寿 ステンレス和包丁 刺身 180mm、通称「AK-5065」を実際に使ってみた感想をレビューします。
手頃な価格ながら、プロの料理人も愛用しているという噂を聞き、期待して購入しました。結論から言うと、価格を考えれば十分満足できるものの、いくつか気になる点もありました。
第一印象:意外と軽い!
まず、手に取って驚いたのは、その軽さ。パッケージ込みで約130g、本体のみだと約65gです。これなら女性でも扱いやすいと感じました。柄の部分は天然木で、手に馴染む感じが良いです。
刃渡りは180mm。家庭で刺身を切るには十分な長さです。刃はモリブデンバナジウムステンレス刃物鋼で、錆びにくく、メンテナンスが楽なのが嬉しいポイント。
切れ味:最初は感動、しかし…
最初に刺身を切った時は、その切れ味に感動しました。スーッと刃が入り、身崩れも少なく、断面も綺麗です。特にマグロの赤身を切った時は、その違いがよくわかりました。今まで使っていた包丁は何だったんだ…?
しかし、数回使っているうちに、少し切れ味が落ちてきたように感じました。これは、研ぎが必要なサインかもしれません。ステンレス製なので、研ぎやすいとは言え、少し残念でした。
他の包丁との比較:グローバル(GLOBAL)の包丁と比べてみた
我が家には、GLOBAL(グローバル)の牛刀もあります。GLOBALの包丁は、オールステンレスでスタイリッシュなデザインが特徴です。切れ味も非常に良く、プロの料理人にも愛用されています。
しかし、価格は関孫六の数倍します。また、GLOBALの包丁は、重量バランスが良く、ある程度の重さがあるので、食材を切る際に安定感があります。一方、関孫六は軽いので、長時間使用しても疲れにくいというメリットがあります。
| 項目 | 関孫六 銀寿 AK-5065 | GLOBAL 牛刀 |
|---|---|---|
| 価格 | 約2000円 | 約10000円~ |
| 重量 | 約65g | 約170g |
| 材質 | ステンレス、天然木 | オールステンレス |
| 切れ味 | 良好(研ぎが必要) | 非常に良い |
| メンテナンス | しやすい | しやすい |
メリット・デメリット
メリット
- 価格が手頃
- 軽いので扱いやすい
- 錆びにくいステンレス製
- 天然木の柄が手に馴染む
デメリット
- 切れ味が持続しない(研ぎが必要)
- 高級感はあまりない
こんな人におすすめ
- 初めて刺身包丁を買う人
- 手頃な価格で切れ味の良い包丁を探している人
- 軽い包丁が好きな人
- 頻繁に研ぐのが苦にならない人
まとめ:値段相応、でも十分使える一本
関孫六 銀寿 ステンレス和包丁 刺身 180mmは、2000円台という価格を考えれば、十分満足できる包丁だと思います。切れ味も悪くありませんし、メンテナンスも楽です。ただ、プロの料理人が使うような、最高級の切れ味を求めるのであれば、他の包丁を検討した方が良いでしょう。
家庭で使うには十分な性能を持っているので、初めて刺身包丁を買う人や、手頃な価格で切れ味の良い包丁を探している人にはおすすめです。
