【電気工事士も愛用】共立電気計器KEWMATE 2012RAレビュー!ポケットサイズに秘められた実力とは?
電気工事の現場で頼りになる相棒、それは携帯性と機能性を兼ね備えた測定器です。今回ご紹介するのは、共立電気計器のKEWMATE 2012RA。ポケットにすっぽり収まるコンパクトなボディに、AC/DCクランプ、電圧測定、抵抗測定など、必要十分な機能を搭載した優れものです。
長年、電気工事士として現場を駆け回ってきた私が、実際にKEWMATE 2012RAを使ってみて感じた魅力や注意点、そして他社製品との比較を徹底的にレビューします。
KEWMATE 2012RAのココがすごい!
1. 驚きのコンパクトさ
まず手に取って驚くのが、そのコンパクトさ。まるでスマホのようなサイズ感で、作業着のポケットに入れても邪魔になりません。高い場所での作業や、狭い場所での測定など、身軽に行動したい場合に最適です。
2. AC/DCクランプ測定対応
KEWMATE 2012RAの最大の特徴は、AC/DCクランプ測定に対応している点です。配線を傷つけることなく電流を測定できるため、安全かつ効率的に作業を進めることができます。特に、太陽光発電システムのメンテナンスや、EV充電設備の点検など、直流電流の測定が必要な現場で重宝します。
3. 真の実効値(RMS)測定
最近の家電製品や産業機器は、インバーター制御などにより、歪んだ波形の電流が流れることが多くなっています。KEWMATE 2012RAは、真の実効値(RMS)測定に対応しているため、このような歪んだ波形でも正確な測定が可能です。これにより、より信頼性の高いデータを得ることができます。
4. 安全性への配慮
電気工事の現場では、安全性が何よりも重要です。KEWMATE 2012RAは、短絡防止の測定コードキャップや、衝撃に強いホルスターケースなど、安全性に配慮した設計となっています。安心して作業に集中することができます。
他社製品との比較
同価格帯のクランプメーターとして、HIOKI (日置電機) のCM3288が挙げられます。CM3288は、KEWMATE 2012RAよりも一回り大きく、表示も見やすいというメリットがあります。しかし、KEWMATE 2012RAの方がコンパクトで携帯性に優れており、DCAゼロ調整がワンタッチで可能な点も魅力です。
どちらを選ぶかは、使用する環境や個人の好みに左右されるでしょう。携帯性を重視するならKEWMATE 2012RA、視認性を重視するならCM3288がおすすめです。
KEWMATE 2012RAのデメリット
KEWMATE 2012RAは、価格を抑えるために、上位機種に搭載されているような高度な機能は搭載されていません。例えば、Bluetooth通信機能やデータロギング機能などは搭載されていません。より高度な機能を求める場合は、上位機種を検討する必要があります。
また、コンパクトなボディを実現するために、液晶画面がやや小さめです。屋外での作業など、明るい場所では視認性がやや低下する可能性があります。
こんな人におすすめ
KEWMATE 2012RAは、以下のような方におすすめです。
まとめ
共立電気計器のKEWMATE 2012RAは、コンパクトながらも必要十分な機能を搭載した、コストパフォーマンスの高いクランプメーターです。電気工事の現場で働く方はもちろん、DIYで電気工事に挑戦したい方にもおすすめできます。ぜひ、KEWMATE 2012RAを手に取って、その実力を体感してみてください。
