バイク乗りの皆さん、こんにちは! 愛車のエンジンオイル選び、悩んでいませんか?
純正オイルの安心感は捨てがたいけれど、もう少しコストを抑えたい…かといって、安すぎるオイルは不安…。そんなジレンマを抱えている方は多いのではないでしょうか。
今回は、そんな皆さんの悩みを解決するかもしれない一本、AZ(エーゼット) バイク用 4サイクル エンジンオイル 4L 【10W-40/MA2/100%化学合成油/2輪用】 MEA-012/EG044/ONROAD を、現役ライダーである私が実際に使ってみた感想を交えながら徹底的にレビューしていきます。
まずはこちらの商品をご覧ください。
AZのバイク用エンジンオイルとは?基本を押さえよう!
AZはケミカル用品で有名なメーカーですが、実は高性能なエンジンオイルも手掛けています。今回ご紹介する10W-40のオイルは、特に以下のような特徴を持っています。
- 油種: VHVI(グループ3)100%化学合成油
- API規格: SN(最新に近い高性能規格)
- SAE規格: 10W-40(幅広い温度域で対応)
- JASO規格: MA2(湿式クラッチの滑りを抑制する高摩擦特性)
「100%化学合成油」でありながら、手の届きやすい価格帯で提供されているのが最大の魅力と言えるでしょう。しかし、本当にその性能は信頼できるのでしょうか?
私がAZオイルを選んだ理由:コスパと信頼性への期待
私の愛車は、普段使いからロングツーリングまでこなす250ccのネイキッドバイクです。これまでは純正オイルや、有名メーカーの部分合成油を中心に使ってきました。
純正オイルは安心感があるものの、交換頻度を考えると費用がかさむのが正直なところ。かといって、ホームセンターなどで売られている格安オイルでは、シフトフィーリングの悪化やエンジンのメカノイズが増えるといった経験もあり、なかなか手が出せませんでした。
そんな中、SNSやバイク仲間からの評判でAZのオイルを知りました。「100%化学合成油でこの価格は破格」という声が多く、半信半疑ながらも「これは試してみる価値がある」と感じたのが、今回購入に至った決め手です。
実際にAZオイルを使ってみて感じた変化とメリット
オイル交換後、すぐに走り出して感じたのは、エンジンのフィーリングが明らかに滑らかになったことです。特に顕著だったメリットをいくつかご紹介しましょう。
シフトフィーリングの劇的改善: 交換前は「ガチャン」という音がするほど硬かったシフトチェンジが、「スコッ」と吸い込まれるようにスムーズになりました。特に冬場の冷間時や、長距離走行後の熱が入った状態でも、そのスムーズさは保たれており、感動モノです。クラッチの繋がりも非常に滑らかで、発進時のギクシャク感が減りました。
エンジンの静粛性向上と振動の低減: メカノイズが明らかに小さくなり、アイドリング時も走行時もエンジンの回転が滑らかになったと感じます。振動も軽減されたことで、手の痺れや疲労感が軽減され、ロングツーリングがより快適になりました。まるで別のバイクに乗っているかのような感覚です。
熱ダレへの強さ: 真夏の渋滞路や、高速道路での連続走行など、エンジンに負荷がかかる状況でも、オイルのタレを感じにくいです。以前使っていたオイルでは、熱が入るとシフトが渋くなったり、エンジンの音がガラつき始めたりすることがありましたが、AZオイルではそのような兆候はほとんど見られませんでした。安定した性能を長時間維持してくれるのは、非常に心強いです。
圧倒的なコストパフォーマンス: これはもう言うまでもありません。有名メーカーの100%化学合成油と比べると、半額近くの価格で手に入れることができます。これだけの性能でこの価格は、まさに「反則級」と言えるでしょう。自分でオイル交換をするライダーにとっては、ランニングコストを大幅に削減できる大きなメリットです。
気になるデメリットや注意点はある?
正直なところ、大きなデメリットは感じていませんが、あえて挙げるとすれば以下の点が挙げられます。
ブランドイメージ: MotulやWako'sといった老舗ブランドと比べると、バイク用エンジンオイルとしての歴史は浅いため、一部のライダーからは「本当に大丈夫?」という声も聞かれるかもしれません。しかし、実際に使ってみればその性能の高さに驚くはずです。
油種の特性: AZの「100%化学合成油」はVHVI(グループ3)が基油となっています。これはMotul 300VなどのPAO(グループ4)やエステル(グループ5)といった、より高価な「真の全合成油」とは厳密には異なります。しかし、現代のVHVIは技術進化により非常に高性能であり、一般的なストリートユースやツーリングであれば、体感上の差はほとんどないどころか、価格差を考慮すると圧倒的に優位です。
競合製品との比較:AZオイルの立ち位置
ここで、他の代表的なエンジンオイルとAZオイルを比較してみましょう。
| 特徴 | AZ エンジンオイル 10W-40 (本製品) | ホンダ純正 G3 (部分合成油) | Wako's プロステージS (VHVI合成油) | Motul 300V (エステル系全合成油) |
|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 安価~中価格帯 | 中価格帯 | 中~高価格帯 | 高価格帯 |
| 油種 | 100%化学合成油 (VHVI) | 部分合成油 | VHVI合成油 | 100%化学合成油 (エステル) |
| 性能 | 高い | 良好 | 非常に高い | 最高峰 |
| メリット | 高コスパ、高性能 | 純正の安心感 | 高性能、信頼性 | 極限性能、レース向け |
| デメリット | ブランドイメージ(一部) | コスト、性能(一部) | コスト | コスト、オーバースペック(一部) |
見ての通り、AZオイルは価格と性能のバランスにおいて、非常に優れたポジションにいます。
例えば、ホンダ純正のG3は信頼性がありますが、AZの100%化学合成油と比べると性能面(特に熱ダレ耐性やシフトフィール)で一歩譲ると感じることがあります。Wako'sのプロステージSは非常に高性能で人気がありますが、AZは同等かそれ以上のフィーリングを、より手頃な価格で提供してくれます。Motul 300Vのような最高峰オイルは、主にレースなど極限状態での性能を求めるものなので、日常使いではオーバースペックになりがちです。
日常的なストリート走行やツーリングがメインのライダーにとって、AZの10W-40は、純正オイルからのアップグレードとして、また、高価な高性能オイルの代替として、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
AZオイルはこんな人におすすめ!
私の経験から、AZのバイク用エンジンオイル 10W-40は特に以下のようなライダーにおすすめしたいです。
- 純正オイルからのステップアップを考えているが、費用は抑えたい方
- シフトフィーリングやエンジンの静粛性を改善したい方
- ストリートやツーリングがメインで、極端な高負荷走行はしない方
- 自分でオイル交換をする方で、ランニングコストを重視する方
- 一度、高性能な100%化学合成油を試してみたい方
まとめ:AZオイルは「買い」であると断言!
今回のAZ(エーゼット) バイク用 4サイクル エンジンオイル 4L 【10W-40/MA2/100%化学合成油/2輪用】 MEA-012/EG044/ONROAD のレビューを通じて、私自身の経験から言えるのは、「このオイルは間違いなく買いである」ということです。
高性能な100%化学合成油でありながら、これほど手頃な価格で手に入るのは、他に類を見ません。シフトフィーリングの向上、エンジンの静粛性、熱ダレへの強さなど、体感できるメリットが非常に多く、私のバイクライフを確実に豊かにしてくれました。
「AZってどうなの?」と迷っている方は、ぜひ一度試してみてほしいです。きっと、その性能とコスパの高さに驚くことでしょう。
