フリップアップなのにオフロード?!HJC i80 ヴェリーが切り拓く、冒険心を刺激するツーリングの新たな形
「もっと色々な場所へバイクで行きたい!」「でも、いちいちヘルメットを被り替えるのは面倒…」。そんなジレンマを抱えているアドベンチャーライダーの皆さん、こんにちは!私もかつて、オンロードでの快適性とオフロードでのワイルドなスタイル、そして停車時の利便性を全て兼ね備えたヘルメットはないものかと、日々悩んでいました。
今回ご紹介するのは、そんな私の悩みを一挙に解決してくれた革新的なヘルメット、HJC HELMETSの「HJC i80 ヴェリー」です。このヘルメット、なんとフリップアップ機能とオフロードバイザーを両立させているんです!その多機能性と快適性について、私の体験談を交えながら詳しくレビューしていきますね。
HJC i80 ヴェリーとは? – 冒険心をくすぐる多機能性
HJC i80 ヴェリーは、一言でいえば「あらゆるシーンに対応するアドベンチャーツーリングヘルメット」です。オープンフェイスとフルフェイスの両方の快適性を両立するフリップアップ機能はもちろん、オフロード走行を想定したバイザーの着脱、さらに日差しから目を守るインナーサンバイザーまで備えています。これまで、フリップアップヘルメットといえばオンロード向けのスタイリッシュなデザインが主流でしたが、i80 ヴェリーはそこに力強いオフロードテイストを融合させた、まさに新ジャンルのヘルメットと言えるでしょう。
ツーリングの途中でちょっとコンビニに立ち寄ったり、仲間と会話したりする際に、ヘルメットを脱がずにチンバーを上げられるフリップアップは本当に便利。さらに、林道などのオフロード走行時にはバイザーが日差しや泥から視界を守ってくれる。まさに、一台で何役もこなしてくれる夢のようなヘルメットなんです。
実際に使ってみて感じた「ココがすごい!」
実際にHJC i80 ヴェリーを被ってツーリングに出かけてみて、その多機能性と快適性に驚かされました。特に感動したのは以下の点です。
1. 自由自在なスタイルチェンジで快適度MAX!
フリップアップ機能は期待通り、街乗りや休憩時に大活躍。チンバーを上げた状態での固定もしっかりしているので、安心して会話ができます。また、オフロードバイザーも工具不要で簡単に着脱できるため、高速道路走行時には空気抵抗を減らすために外したり、林道では装着したりと、その日のルートや気分に合わせて瞬時にスタイルを変えられるのが最高に便利だと感じました。まるでヘルメットが変形するロボットみたいで、メカ好きの心をくくすぐります。
2. 常にクリアな視界と涼しさ「ベンチレーション&サンバイザー」
前頭部から後頭部にかけて効率よく熱気を排出するベンチレーションシステムは、真夏のツーリングでもヘルメット内部の蒸れをかなり軽減してくれました。特にロアインテークからシールド内側に流れる走行風のおかげで、寒い日の朝方でもシールドの曇りが気になりにくく、常にクリアな視界を保てたのは安全運転にも繋がると実感しました。そして、何よりも感動したのは格納式サンバイザー。トンネルの出入りや急な日差しの変化に対応できるため、サングラスの持ち運びが不要になり、非常に快適でした。レバー操作でパッと切り替えられるのは本当にスマートです。
3. インカムフレンドリーな設計が地味に嬉しい
最近のツーリングに欠かせないインカムですが、i80 ヴェリーはスピーカーやマイクを収納できるスペースが確保されており、耳まわりや口元の窮屈さがありません。さらに汎用インカムの取り付けをスムーズにする補助シートまで付属しているのには驚きました。これなら、どんなインカムでも安心して取り付けられますし、長距離ツーリングでの快適性が段違いです。
競合モデルとの比較 – HJC i80 ヴェリーが選ばれる理由
多機能ヘルメットは各社から出ていますが、HJC i80 ヴェリーは非常にユニークな立ち位置を確立しています。主な競合モデルと比較してみましょう。
| ヘルメットモデル名 | タイプ | フリップアップ | オフロードバイザー | インナーサンバイザー | 特徴的な点 |
|---|---|---|---|---|---|
| HJC i80 ヴェリー | システム/アドベンチャー | あり | あり | あり | フリップアップとオフロードスタイルを両立 |
| SHOEI NEOTEC II | システム | あり | なし | あり | システムヘルメットの最高峰。静粛性、快適性に優れる |
| OGK KABUTO RYUKI | システム | あり | なし | あり | コストパフォーマンスに優れた軽量システムヘルメット |
| Arai TOUR-CROSS 3 | オフロード/デュアルパーパス | なし | あり | なし(別途プロシェードシステム) | オフロード性能とオンロードでの快適性を高次元で両立 |
このように見てみると、SHOEIのNEOTEC IIやOGK KABUTOのRYUKIといった一般的なシステムヘルメットはフリップアップとインナーサンバイザーは備えるものの、オフロードバイザーはありません。一方、AraiのTOUR-CROSS 3のようなデュアルパーパスヘルメットはオフロードバイザーを備えますが、フリップアップ機能はありません。
HJC i80 ヴェリーは、まさにこの「フリップアップ」と「オフロードバイザー」という二つの要素を高いレベルで両立させた唯一無二の存在と言えるでしょう。これにより、オンロードでの快適な移動から、ちょっとした林道ツーリングまで、ヘルメットを交換することなく一台で全てをこなせるのは大きな強みだと感じます。
メリット・デメリットを正直にレビュー
メリット
- 究極の多機能性: フリップアップ、バイザー着脱、インナーサンバイザーでどんなシーンにも対応。
- 優れた快適性: 効率的なベンチレーションと曇り止め効果で視界クリア。
- インカム対応: スピーカー・マイクスペース、補助シートで取り付けが楽々。
- 個性的なスタイル: 他にはないフリップアップオフロードデザインで注目度アップ。
デメリット
- 重量: フリップアップ機構や多機能性ゆえ、軽量なフルフェイス専用モデルよりは若干重さを感じるかもしれません。しかし、長時間被っても首が疲れるほどではありませんでした。
- サイズ感: オフロードバイザーがあるため、駐車場などでヘルメットホルダーにかける際に、やや嵩張ることも。
こんなライダーにおすすめ!
HJC i80 ヴェリーは、特にこんなライダーに強くおすすめしたいです。
- オンロードもオフロードも楽しむ、アドベンチャーツーリング好きの方。
- 一台で様々なシーンに対応できる、多機能なヘルメットを探している方。
- 休憩時やちょっとした会話の際に、ヘルメットを脱ぎたくない方。
- 人とは違う、個性的なデザインのヘルメットを求めている方。
まとめ
HJC i80 ヴェリーは、フリップアップの利便性とオフロードスタイルの魅力を兼ね備えた、まさに「冒険心を刺激するツーリングの新たな形」を提案してくれるヘルメットです。その高い機能性と快適性は、あなたのバイクライフを間違いなく豊かにしてくれるでしょう。ぜひ一度、この革新的なヘルメットを試してみてください。
