【中古車購入の必須アイテム】BOYA膜厚計G933レビュー!塗装のプロが教える隠れた修復歴の見抜き方
中古車選び、あなたはどこをチェックしますか? 走行距離、年式、価格…もちろん重要ですが、実は「塗装」こそが、車の状態を雄弁に物語るのです。 今回は、プロの目で車の状態を見抜くための秘密兵器、BOYAの膜厚計G933を徹底レビューします。
中古車販売の現場で長年培ってきた経験から、この膜厚計がいかに役立つか、余すところなくお伝えします。
1. 膜厚計って何?なぜ中古車選びに必要なの?
膜厚計とは、塗装の厚さを測る機械のこと。 車のボディは、通常、下地、プライマー、ベースコート、クリアコートといった複数の層で塗装されています。 事故や修復歴のある車は、再塗装されていることが多く、その部分の塗装の厚さが周囲と比べて不自然になっていることがあります。
膜厚計を使えば、目視ではわからない再塗装の痕跡を簡単に見つけることができるのです。
例えば、以下のようなケースを発見できます。
- 過去に事故で板金修理をした箇所
- 錆びや腐食を隠すための厚塗り
- 劣悪な環境での保管による塗装の劣化
これらの情報があれば、車の状態をより正確に把握し、価格交渉の材料にすることも可能です。
2. BOYA 膜厚計 G933 の特徴
BOYA G933は、初心者でも扱いやすい、多機能で高性能な膜厚計です。
- 簡単操作: プローブを当てるだけ!
- 自動判別: 鉄系・非鉄系素材を自動で判別
- 豊富な測定範囲: 0~1700μmまで測定可能
- データ保存: 最大30件のデータを保存可能
- アラーム機能: 設定値を超えるとアラームでお知らせ
- 画面回転: 見やすい角度に調整可能
- 校正機能: 標準校正とゼロ校正に対応
他社製品との比較
類似製品として、サンワサプライのPDM-1や、エーモンの8835などがあります。
| 項目 | BOYA G933 | サンワサプライ PDM-1 | エーモン 8835 |
|---|---|---|---|
| 価格 | 約10,000円 | 約15,000円 | 約8,000円 |
| 測定範囲 | 0~1700μm | 0~1250μm | 0~1000μm |
| 自動判別 | 〇 | 〇 | 〇 |
| データ保存 | 30件 | - | - |
| アラーム機能 | 〇 | - | - |
| 校正機能 | 標準/ゼロ校正 | 標準校正 | - |
| その他 | 画面回転、日本語説明書 | - | 小型軽量 |
G933は、測定範囲の広さ、データ保存機能、アラーム機能など、総合的に見てコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。
3. 実際に使ってみた!驚きの発見
実際にBOYA G933を使って、中古車のボンネット、ドア、フェンダーなどを測定してみました。
すると、明らかに数値が違う箇所を発見!
他の部分が120μm程度の厚さなのに、その箇所だけ250μmを超えていました。
これは明らかに再塗装された跡です。
販売店に確認したところ、「以前、軽い接触事故があり、修理したとのこと」でした。
もし膜厚計を持っていなければ、この事実に気づくことはなかったでしょう。
4. BOYA G933 のメリット・デメリット
メリット
- 素人でも簡単に使える
- 隠れた修復歴を見抜ける
- 価格交渉の材料になる
- 車の状態を客観的に判断できる
デメリット
- 完璧な精度を求めるプロには不向き(あくまで簡易的な測定器)
- 測定箇所によっては、プローブが届きにくい場所がある
5. まとめ:中古車選びの相棒に!
BOYAの膜厚計G933は、中古車選びにおけるリスクを減らし、より賢い選択をするための強力なツールです。
特に初めて中古車を購入する方や、車の知識に自信がない方には、ぜひ手に入れていただきたいアイテムです。
もちろん、プロの整備士や自動車販売業者の方にも、迅速な車両チェックに役立つこと間違いなしです。
さあ、あなたもBOYA G933を手に入れて、賢い中古車選びを始めましょう!
